INTERVIEW 04
自分のアイデアを実現できる風通しの良い職場
文化・芸術振興部 地域歴史課 主事
Chapter 01
もともと歴史を専門に学んでいたので、延長線上で仕事ができ、学芸員の資格を活かせるところを探していました。スポーツや音楽の事業にも興味があったので、新宿未来創造財団の募集を見つけたときは、私にぴったりだと感じました。専門を活かすのであれば職域限定の枠もあったのですが、事業内容を詳しく調べるうちに、他にも興味を引く業務が多くあることに気づき、総合職として入職しました。
今は入職当初の希望だった新宿歴史博物館でお仕事をしていますが、入職後はスポーツイベントや人事、広報の仕事も経験してきました。その時どきでお客様の層も違うし仕事内容も全然違うので、毎回違う魅力があって退屈しません。総合職としての仕事の面白いところですね。
Chapter 02
地域歴史課の主な仕事内容は、新宿歴史博物館と3つの記念館の運営、文化財の保存、郷土資料の調査です。私は主に施設の管理を担当しています。管理といっても私が直接設備をさわるのではなく、設備点検などを任せている業者さんの報告を受けて、対処方法を一緒に検討したり、新宿区立の施設なので新宿区の担当者と調整をしています。
もう一つの担当は、地域の方が中心となって活動してくださっているボランティア運営です。博物館・記念館の運営にはボランティアさんの存在が欠かせません。各館で展示や施設の説明、魅力をお客様に伝えてもらっています。ボランティアさんの報告を通じてお客様の感想やご意見を知ることもよくあります。このほかにも、様々な事業で地域の方にご協力いただき、より魅力的な事業を展開することができています。これまで築いてきた信頼関係をさらに発展させられるよう、意識して取り組んでいます。
Chapter 03
職場の雰囲気でいうと、入職したときのことが一番印象に残っています。一般企業では入社式にあたる発令式で、辞令を受け取った後のことです。終わりの合図の後に会場を片付けるのですが、担当の職員だけではなく、課長・部長といった管理職の方々も、当たり前のように片づけに参加するんですよね。マラソンのイベントなどでも、誰でも体を動かす役目をこなしていて、「全体で動く」という意識が高い組織なのだと感じています。
SNSで発信を始める発案をしたときも、経営層への説明の機会をいただき、案を採用してもらうことができました。年次にかかわらず提案ができますし、良い提案であればちゃんと受け止めてもらえる風土があります。転職経験を持つ職員からは、「びっくりするほど職員みんなが協力的」という意見もよく聞きますね。
以前の部署では、イベントや広報など表に出る事業を担当しました。現在の管理系の仕事は、いわば縁の下の力持ちのような役割です。この仕事をマスターするころには、財団の仕事の全体像が分かってくるのではないかと思っています。そのときにはまた一歩、次のステップへ進めるようになりたいです。